現役引退のお知らせ

このたび、青柳麻理鈴選手が今シーズンをもちまして、現役を引退することとなりましたので、お知らせいたします。

青柳 麻理鈴(Aoyagi Marilyn)選手
【生年月日】
1992年9月21日

【出身地】
宮城県

【ポジション】
GK

【経歴】
常盤木学園高等学校→日本体育大学→岡山湯郷Belle→つくばFC→大和シルフィード→ノルディーア北海道

【コメント】
いつも多大なるご支援ご声援ありがとうございます。
この度、2024年シーズンをもちまして引退する決断を致しました。
ご報告が遅くなってしまい、申し訳ございません。

4歳からサッカーを始め、本当にたくさんの方々の支えのおかげでここまで続けることができました。
今まで私に携わっていただいた皆さんにこの場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。
少し長くなりますが、お付き合いください。

自分のサッカー人生を振り返ると、嬉しいことや楽しいこと以上に辛いこと苦しいことが蘇ってきます。しかしその度にたくさんの方々に支えられました。そして支えてもらう度に、1人じゃないんだと気付かされ、同時にこんな人になりたいとも想うようにもなりました。
好きだけでやっていたサッカーが、いつの間にか誰かのためのサッカーになっていました。

私は、決して上手な選手ではありません。
しかし、在籍する先々で仲間に恵まれ、おかげで優勝や昇格を何度も経験することができ、サッカーでしか味わうことのできないかけがえのない財産を手に入れることができました。

ここヴィアマテラスでも、個人ではチームに貢献することができませんでしたが、在籍2年間、優勝という最高の景色を見せていただきました。

私は2年前、ここ新富町に来ました。
その時感じた、地域密着のチーム。地域の方々に愛され、良い意味で地域の方々との距離が近く、孫のように娘のようにたくさんの愛情を注いでくれる温かさが本当に嬉しかったです。
初めてのホーム戦では、独特なリズムの応援。普段は何もない公園にたくさんのファン・サポーターの方々がヴィアマカラーの黄色で集まり声援を送ってくださる今まで経験したことのない素晴らしいサッカーチームでした。
また、いろいろなところで会う度に激励の言葉をもらい、珍しい名前だから誰でも1回で名前を覚えてくれて、次会った時には名前を呼んでくれました。
周りは「〜さん」「〜ちゃん」「〜選手」と呼ばれる中私は呼び捨て。でも、それが親近感を感じてとても嬉しかったです。
だからこそ、地域の皆さんに活躍する姿を見せて期待に応えることができなかったことが、このサッカー人生で唯一の心残りです。悔しくて申し訳ない気持ちでいっぱいですが、でもそれ以上に感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、1番支えてくれた家族。
高校までは、朝早くから夜遅くまでの送迎。早朝からお弁当を作り、帰宅するとごはんを作って待っていてくれる。
大学からは地元を離れましたが、たまに試合を観に来てくれたり、仕送りをしてくれました。
好き勝手にサッカーをやらせてくれて、何事も事後報告。学費などたくさんお金がかかったし、たくさん振り回し、迷惑もかけました。
家族なしでは、ここまでサッカーを続けてくることができませんでした。本当にありがとう。
少しずつ恩返しをしていきます。
これからもよろしくね。

サッカー人生28年の間に、色んなポジションを経験することができました。
高校生の時、無理やりやらされたGKをまさかこの歳になるまでやっているとは思いませんでした。あの時GKにならなければ、なでしこリーグのチームでプレーすることはなかったと思います。GKをやるきっかけやサッカーはもちろん、サッカー以外の面でもたくさんご指導していただいた、高校の恩師である阿部先生。
高校時代があったからこそ今の私があります。
ありがとうございました。

改めまして、
今まで私にご指導してくださった指導者の方々、すべての仲間達、ファン・サポーターの皆さま、サッカーをできる環境を作ってくださったフロントの方々、不自由なくサッカーができるようにしてくださった職場の方々。
全ての方々に感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。

これからはサッカー選手ではなくなりますが、私を見つけた時は気軽に声をかけていただけたら幸いです。

最後になりますが、これからもヴィアマテラス宮崎のご支援、ご声援よろしくお願いします。

今まで本当にありがとうございました。
最高のサッカー人生でした。

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マリリンを沢山の愛情で包み、応援してくださる新富町で、まだ頑張りたいという思いと、ここで終えたいという気持ちの葛藤はこの数カ月伝わってきていました。
しかし、今ここで長いサッカー選手の生活を終え次の人生に向かう決断をしたマリリンを、また沢山の方々が応援してくれると思います。
応援してくれる人のために戦う事の強さを知っているマリリンなので、今後も笑顔の花を咲かせる人になると信じています。
長い間お疲れ様でした!ありがとう!


ヴィアマテラス宮崎
秋本範子、柳田和洋